福井八幡神社に鎮まる「神功皇后」は、
栄える美しさと、子を産む母の強さを象徴する女性神。
安産・子育ての神として、
家族を見守り続けてきました。我が子の安らかな誕生を願うとき、健やかな成長をよろこぶとき。

折にふれて感謝を伝え、これからの幸せを祈りましょう。
永く確かに続きますように。


ご祈願とは、皆さまのお願い事が叶いますよう、神様と皆さまの仲をとりもつ神職が願いを神様にお伝えし、祈りを捧げる儀式のことです。古くより日本人は、妊娠や出産、七五三など人生の節目に、日ごろの感謝を神様に伝え、祈りを捧げてきました。ご祈願とは御神殿に昇殿し、神様に向き合いご神徳をいただく、より丁寧な参拝です。

福井八幡神社は、参拝者の皆さまが神様と向き合うご祈願を大切にしています。ご家族皆さまで御神殿へ昇殿いただき、玉串を奉りてご拝礼いただきます。ご祈願は厳かに執り行われ、神職が祝詞を奏上し、お一人お一人のお願い事を神様に丁寧にお伝えします。皆さまの願いが成就されますよう、福井八幡神社のご祈祷をお受けください。


当神社は康和元年(1099年)宇佐神宮より分霊され長和の福井山に鎮座し奉る。当時は長和・草戸・佐波・水呑の四郷の総氏神にして、山名・毛利の國主時代には信仰浅からず社人12人、巫女8人、社領50貫の大社なりしに福島氏の至り社領全部を召上げられ社殿荒廃に帰す。明暦3年拝殿を再建、現今は長和、地頭分の氏神にして明治25年保存会を創設基金を造成せり、その後明治40年村社に指定され、昭和6年本殿幣殿拝殿を改築する。大祭は三体の神輿渡、御式後馬場にて流鏑馬が盛大に行われた。


応神天皇 神功皇后 仲哀天皇

御祭神の応神天皇・仲哀天皇は、親子であり国の基礎を固めるため、大陸の進んだ技術(養蚕、紡績、織物、裁縫、鍛冶、造船など)や

優れた大陸文化を輸入され、日本文化の興隆を図られた御神徳があり、国家鎮護の神、学問や農業、商工業の守護神として崇敬されてきました。

そして神功皇后は、応神天皇の母で、仲哀天皇の皇后です。記紀の新羅遠征説話の主人公として知られ、神託に従って三韓征伐を成し遂げました。

身ごもっているにもかかわらず新羅遠征を行い、降伏させたという伝説があることから、安産のご利益があるとされています。

また、息子を亡き者にしようと反乱を起こした王子に立ち向かい息子を守ったことから、子育てや子守りの神様として信仰されています。